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2009年4月29日水曜日

愛宕山登山

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古歌に「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さんへは月参り」と歌われている、山頂に防火、鎮火の神である愛宕神社がある愛宕山へ行った。
愛宕山は、標高 924m ,愛宕神社の総本社があるところで、本能寺の変の直前に明智光秀が愛宕神社を参詣し愛宕百韻を詠んだことでも知られる。亀岡市から愛宕山への登山道は光秀が通ったことから「明智越え」と呼ばれているところである。

車で、登山口まで行くこととしたが、カーナビを持っていないので、とりあえず Google マップで住所から検索し登山口までの道を確認。嵐山を抜けて、渡月橋から天竜寺化野念仏寺を抜けて、清滝トンネルに向かう。
途中大きな鳥居があったが府道50号をそのまま直進。六丁峠へ。
六丁峠...ん? 目的地の清滝トンネルから離れて行っているではないか!
さっきの鳥居を右に行かねばならなかったのか。?とりあえず、Uターンして鳥居で曲がる。
おぉー清滝トンネルだ!20年程前に1度来たことがあるがすっかり様変わりしていて横にきれいな道がついている。
帰りにわかったことだが、渡月橋の川沿い(清滝道三条)から清滝トンネルに向けて清滝道と言う道がまっすぐに伸びていた。
知っていれば、道にも迷わず、六丁峠まで山道を走り登山を楽しみにしていた子供は車酔いになりヘロヘロな思いをすることもなかったのである。知らないと言うことは、残酷である。

とりあえず、清滝トンネルを越え突き当たりの駐車場に車を止め、いざ登頂である。
ちなみに、駐車代は1,000円であった。清滝までは京都バスが通っているようだが家族で移動となると車のほうがはるかに便利である。

愛宕山登山コースは、約20ほどあるようだが、今回は初心者向けの「表参道コース」約4.0kmである。
家族は、山道のドライブで車酔いしたようでヘロヘロである。(これから上るのに大丈夫か?)

清滝からは、別に「月輪寺コース」,「梨ノ木谷コース」,「大杉谷コース」,「竜ヶ岳コース」,「芦見谷コース」,「大杉谷作業道コース」,「八丁尾根コース」,「愛宕山ケーブル跡コース(経験者向き)立ち入り禁止の札あり危険」,「明神谷コース(経験者向き)」,「愛宕山 米買道」があるようである。(詳しくコース内の写真を載せられている方のページはここ

表参道コースの入り口と三合目休憩所付近の見事な新緑
表参道コース入り口三合目休憩所

五合目大杉大神からの眺めと七合目休憩所からの京都市内の眺め
五合目大杉大神からの眺め七合目休憩所からの京都市内の眺め
※晴天であったが、京都市内は白い靄に包まれているようで写真はきれいに取れなかった。

折れて隣の木に辛うじて引っかかっている杉の木
引っかかっている杉の木28/40 より少し上のところで隣の木に辛うじて引っかかっている杉の木を発見。上部の枝が辛うじて引っかかっている状態のようだ。登山道に面しており少し危ない気がする。
写真は見難いが手前の細い方の杉の木(光が当たっている細い杉の木)が途中で折れて真ん中の太い杉の木に引っかかっている。
※ちなみに28/40 なるものはどの程度上ったかを表している数字のようである。(上り口が 1/40 なのでたぶん 4.0km のコースから考えると入り口から 2.8km と言う目安であろう。)

ミツバチ?が巣を作っている?
ミツバチの巣?ブンブン木の穴から大量の虫が出入りしている。
当初は、木の中で動物が死に蝿がわいているのかと思ったが、よく見るとハチのようである。ミツバチに似てはいるがお尻はミツバチのように丸くはなく、どちらかと言うとアブのようにも見える。
木の中から大量(50匹以上が穴の周りでブンブンと羽ばたいていた)のアブが出てくると言うのは聞いたことがないのでミツバチではないかと思った。

登山道に倒れた木
山道に架かったアーチ七合目より上ると山道に杉の木が倒れ、アーチがかかったようになっているところがあった。
2m ぐらいの高さに架かっており普通に歩いているだけでは頭を打つようなことはない。
自然のなせる業か芸術品である。

黒門
黒門京口惣門とも呼ばれた、白雲寺の京都側の惣門。
愛宕山は、江戸時代を通じて神宮寺の白雲寺(上記六坊)が実権を握る、神仏習合の山であった。
しかし、慶応四年(1868年)の神仏分離令によって白雲寺は破却。
同門は、境内各所に残る白雲寺の名残の一つである。
この門を境に神仏を分けられていたようである。
この門をくぐれば山頂まではもう一息である。

愛宕神社
愛宕神社山頂から愛宕神社本殿への石段である。
約150段。ここを上り切ればゴールである。
すでに足は張って石段は非常にきついが最後のひと踏ん張りだ。

登山口09:17登頂開始,愛宕神社11:17到着。約2時間の登山であった。
本殿でお参りを済ませて山頂で昼食である。

上りでかいた汗が冷たくなって体が急に冷えてくる。
そう言えば、途中、山頂の気温は平地と10℃近くも違う場合があるので注意を呼びかける看板があった。
風邪を引かないように再び厚着に。

車酔いによる上りのヘロヘロ状態はすでに解消されていたが、帰りは急な下り道なのでこけない様に慎重に行こう。
12:05下山開始,13:40分登山口到着。約1時間半、何とか全員無事帰り着けた。
帰りは少し早かったが、足はガクガクである。

久しぶりに早起きし、健康的な1日であった。

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